散歩中の犬の匂い嗅ぎはどこまで待つ?私が決めた切り上げ方

愛犬のラッキーと散歩をしていると、電柱や草むらの前で長く匂いを嗅ぐことがあります。

体調が悪そうなときや何かを怖がっているときではなく、匂いを確かめるために立ち止まっている場面です。以前の私は、散歩はできるだけ歩かせたほうがよいと思い、少し待っても動かなければリードを引いていました。

ところが、予定のない日に急かさず待ってみると、ラッキーは匂いを確かめたあと、自分から歩き始めました。それ以来、安全な場所では少し待ち、狭い道や人の出入りがある場所では早めに移動しています。

この記事では、匂い嗅ぎをどこまで待つのか、人や自転車が来たときや危険なものがある場所ではどう切り上げるのか、急いでいる日はどうしているのかを書いています。

匂い嗅ぎをすぐ切り上げていた頃

ラッキーとの散歩では、家を出て間もなく最初の匂い嗅ぎが始まります。

植え込みの角や電柱の根元へ鼻を近づけ、少しずつ位置を変えながらフンフンと確認します。何度も通っている道なのに、毎回初めて調べる場所のような真剣さ。

以前の私は、その様子をあまり待てませんでした。立ち止まるたびに散歩が中断されるように思えて、「ほら、行くよ」とリードを軽く引いていたのです。

私の中では、「散歩は立ち止まらずに歩くもの」という感覚が強かったと思います。ある程度の距離を進まなければ、十分に運動させていないような気もしていました。

休日でも、その後の買い物や家の用事を考えながら歩いていたので、同じ場所で何十秒も止まる時間が無駄に見えていました。

ラッキーはリードを引かれれば歩きます。
でも、数歩進んでは後ろを振り返り、また近くの草むらへ鼻を向けます。

「そんなに気になるのか……」

そう思いながらも、ラッキーの散歩なのに、当時の私は自分の予定どおりに歩けるかを優先していたのでしょう。散歩時間を確保したことで満足し、その時間をラッキーがどう使っているのかまでは、あまり見ていませんでした。

待ってみると自分から歩き始めた

考え方が変わったのは、特に予定のない週末でした。

公園へ向かう途中、ラッキーが草むらの前で立ち止まりました。いつものように「行くよ」と声をかけようとしましたが、その日は急いでいません。

「まぁ、少し待つぐらいはいいよね…」

そう思い、リードを引かずに様子を見ることにしました。

ラッキーは鼻を地面へ近づけたまま、少し横へ移動しては同じ場所へ戻ります。私には何も見えませんが、耳の向きや尻尾の高さまで細かく変わっていて、本人はかなり集中しているようでした。

待っている側は、正直なところ少し手持ち無沙汰。ポケットからスマートフォンを出そうかとも思いました。

でもなぜかその日はラッキーの動きに興味がわき、そのまま眺めていました。鼻先を地面すれすれまで下げたかと思えば、一度顔を上げ、空気の匂いまで確かめるように動きます。私には「止まっている」としか見えていなかった時間の中で、ラッキーは意外と忙しそうでした。

しばらくすると、ラッキーは顔を上げ、そのまま自分から歩き始めたんです。その日は、声をかける必要も、リードを引く必要もありませんでした。

そのあと何度も振り返らずに進む姿を見て、私には匂いの確認を終えたように見えました。

待てば毎回すぐに歩き出すわけではありませんが、この日のことがきっかけで、安全な場所なら最初から急かさず、ラッキーが何をしているのか少し見るようになりました。

それまで散歩の中断にしか見えなかった時間も、ラッキーにとっては必要な時間なのかもしれません。

匂い嗅ぎを切り上げる場面

待つようになったとはいえ、
好きなだけ匂いを嗅がせているわけではありません。

散歩道には、長く立ち止まると危ない場所や、ほかの人の邪魔になりやすい場所があります。待つことを意識し始めた頃は、今度は「どこまで待てばよいのだろう」と迷いました。

今は時間を細かく測るのではなく、場所の安全、周囲の状況、ラッキーがこちらの声に反応できるかを見て切り上げています。

人や自転車が近づいてきたとき

歩道が狭い場所や、自転車がよく通る道では長く待ちません。

ラッキーが道の端に寄っていても、リードが通路側へ伸びれば、歩行者や自転車の進路をふさぐことがあります。後ろから自転車の音が聞こえたら、匂い嗅ぎの途中でも名前を呼び、安全な場所へ移動します。

以前は慌ててリードを引き、ラッキーが驚いて振り返ることもありました。今は少し早めに周囲を見て、こちらへ意識が向く時間を作ってから歩き出すようにしています。

毎回きれいに反応してくれるわけではありませんが、突然リードを引くより、お互いに慌てずに済みます。

危険なものや出入り口があるとき

道端には、食べ物のかけら、包装、吸い殻などが落ちていることがあります。

匂いを嗅いでいるだけなのか、口に入れようとしているのか、すぐには分からないこともあります。顔を近づけた先に何があるか見えないときは、待たずにその場を離れます。

以前、「せっかく匂いを嗅いでいるから」と様子を見すぎて、慌てて口元を確認したことがありました。それ以来、危険なものがありそうな場所では、匂い嗅ぎより安全を優先しています。

住宅の門や店の入口も、長く待たない場所です。

誰もいないように見えても、急に扉が開いたり、人が出てきたりすることがありますからね。少し嗅がせたら声をかけ、通行の邪魔にならない場所へ移動します。

待てる場所と、早めに離れたほうがよい場所は分けています。

同じ場所から離れないとき

安全な場所でも、一か所を長く嗅ぎ続けることがあります。

最初は「待つと決めたのだから」と、できるだけ口を出さずにいました。でも同じ範囲を何度も嗅ぎ、鼻の動きがゆっくりになっても、その場から離れないことがあります。

そんなときは、一度顔を上げたタイミングで名前を呼び、こちらを見たら、私が先へ数歩進み、歩く方向へ誘います。まだ匂いに意識が向いているときに、いきなり強くリードを引くことは避けています。

私の場合、「何秒で終わり」とは決めていません。安全な場所か、周囲の邪魔になっていないか、匂いを嗅ぐ動きに区切りが見えるか、声に反応できるかを見ています。

毎回同じタイミングで切り上げられるわけではありませんが、秒数だけを気にしていた頃よりは迷いにくくなりました。

急ぐ日は待つ場所を先に決める

匂い嗅ぎを待つようになっても、散歩時間が極端に長くなったわけではありません。

ただ、たまに仕事や用事があり、ゆっくり待てない日もあります。

以前は、急いでいるのに普段と同じ散歩をしようとして、ラッキーが止まるたびにいら立っていました。でも今は、時間がない日は最初から「短い散歩」として考えています。

用事がある日は、ラッキーが立ち止まるたびにゆっくり待つ余裕がありません。そこで、公園や広い歩道など、周囲の邪魔になりにくい場所を一つか二つ決め、そこでは少し長めに匂いを嗅がせています。それ以外の場所では、声をかけながら進みます。

昨日はすぐ歩き出しても、別の日には同じ場所を念入りに嗅ぐことがありますが、待つ場所を先に決めておくようになってからは、そのたびに焦ることが減りました。

まとめ

散歩中の匂い嗅ぎをどこまで待つかについて、私は何秒と決めていません。安全で周囲の邪魔にならない場所なら少し待ち、人や自転車、危険なものがある場所では途中でも移動します。

以前は歩いた距離ばかり気にしていましたが、今はラッキーの様子と周囲を見て、待つか切り上げるかを決めています。

体調が悪そうなときや、怖がって動けないときは、匂い嗅ぎとは分けて考えます。散歩のたびに同じ答えは出ませんが、その日の様子を見ながら判断していこうと思います。

匂いを念入りに嗅いでいる様子がなく、理由が分からないまま動かないときは、少し待ったあとに安全な場所へ移したり、進む方向を変えたりしています。そのときの対応は、「犬が散歩で歩かないときの対処をまとめた記事」に書いています。似た場面で迷った方は、あわせて読んでみてください。